結論を先に言いますが、
ランキングが全てではありません
ランクインする人気の要素が何なのか、
これは重要です。
例えば、移住の補助金制度、子育て支援金、
平均所得金額、平均物価、平均家賃、平均
売買価格など
住みやすさランキング
例えばあなたが住む町がランク外で隣町が
ランキング上位だったとしましょう。
それが「住みやすさランキング」だったら
なおのこと、何を基準に誰に聞いたランキ
ングなのか? 疑問が湧きませんか?
僕が住む舞鶴は、以下に選ばれました。
「2021年版 子育て世代が住みたい田舎
ベストランキング」で9位になりました。
(リンクはこちら)
評価されたのはとても嬉しいのですが、
じゃあ、お隣の綾部市・宮津市・福知山
市・高浜市は格段に悪いのかというと、
そんなことないですよね?
メチャクチャ差があるわけ無いんですよ
子育て部門なので、もしかしたら就学児童の
補助金などの制度なのか、公園の数なのか、
歩道の整備状況なのか、分かりません。
一人の生徒に対する先生の数なのか、施設の
広さとか教育予算とか、何で判断したんでし
ょうね。
ここで大切なことは、地続きで隣り合った
地域間でそんな恐ろしい違いなんか無いよ、
ってこと。
さらに言えば、ランキングは瞬間最大風速的な
指数だということ
このランキングって今の一瞬を切り取ったモノ
で、この先ずっと続くわけじゃありません。
今後いくらでも入れ替わりますから。
現に来年に同じ統計をとったら多くの町が入れ
替わってると思いますよ。
だから、このランキングにあまり踊らされな
いでください。
繰り返しますが、アナタの隣町がランクイン
してあなたの町がランク外、そんなに大きく
差がありますか?
大切なのは、どの項目が評価されているのか?
ということ
もし隣町には緑豊かで大きな公園が沢山あるとか、
英語学習やIT学習に注力し予算を多くとってる
とか、ベンチャー誘致やUターン就職を推奨して
いるなら、それらの項目はあなたの町より優れて
いるかも知れません(今の時点ではという意味で)
そして一度ランクインしたのならその地位を
守りたいと思うはずなので、その町はその分野
には自然と力が入るものと思われます。
だから町を上げて次もランクインする努力を
する可能性は大いにありますよね?
なので候補地として注目しておくのは大切です。
僕が過去に不動産業で家を貸したり売ったり
していた時の話です。
お客様はいろんな条件で家を捜します。
最寄り駅・駅距離・スーパー・学校区・公園・
嫌悪施設・商業施設・犯罪率・道路網・
人によっては、
活断層の位置や埋め立て地かどうかなど、
そして最も大切な基準の一つ、価格。
全てを満たす物件は先ずありませんから、条件
に優先順位をつけて探し始め、条件を削って価格
を守りながら絞っていくんです。
結局、多くの条件は外され、立地条件で決まる
ことが多かったです。
なぜなら、未来永劫に変わらない不動産の条件
は立地だけで、それ以外は我慢できるんです。
僕もそれを理解しててからは、立地だけは絶対
に変えられないので、少しでも立地に疑問があ
る場合は決めないでください。とアドバイス
していました。
場所(移住先)の良し悪しはその場に行かない
と分かりませんので、ぜひ現地に足を運んでく
ださい。
更に余談ですが、
何千万もする家の購入を決めるタイミングは
いつかご存じですか?
僕の経験では、ほぼ全て内覧中に「ここにしま
す!」でした。
購入された方は経験済みですよね、家に帰って
ウンウン悩んで数日後に申し込まれた方は僕の
経験上2人だけです。
ちなみに不動産売買経験は5年以上。
5年間でたった2人です。
ここで言いたいことは、住む場所は誰に教わる
でも無く本能が教えてくれるという事。
だから足を運んでさえいれば、いつか必ず理想
の移住先が見つかると言う事なんです。
だから、ピンときたら直感を信じて、直ぐに
行動を開始してください。
最も大切なのはご縁を感じる場所です。
ランキングや補助制度が優先ではありません。
見つかるまで根気強く田舎に触れましょう。
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